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23年度上半期九州地区創業融資は60億円 日本公庫福岡支店


週刊経済2023年12月19日発行号

県内創業融資額は27億円

㈱日本政策金融公庫福岡支店(福岡市博多区博多駅前3丁目、浜晋治支店長)国民生活事業は12月1日、九州7件における2023年度上半期創業融資実績で、実績件数が前年同期比127件(8・7%)増の1579件、融資額が同1・7%増の60億円となったことを明らかにした。融資件数および融資額の増加は2期ぶり。
融資件数の内訳は、「創業前」が前年同期比142件(15・6%)増の1054件と3期連続で増加したものの、「創業後1年以内」が同15件減(2・8%)の525件と3期連続減少した。コロナ禍前(19年度)と比較して、今年度上期は特に20代以下の若者向け融資が110件(19年度比17%増)となったほか、40代向け融資実績も359件(19年度比8・8%増)と増加傾向にある。また、業種別に見るとサービス業が317件(19年度比14%増)でトップ。次いで飲食店・宿泊業が246件(同10・9%減)、医療・福祉が150件(同9・5%増)、小売業が123件(同15・8%減)、建設業が62件(同12・7%増)の順となっている。
なお、福岡県内における創業融資実績は、実績件数が前年同期比56件増の717件、融資額は同3・6%増の27億円となった。融資件数の内訳は、「創業前」が前年同期比76件増の460件、「創業後1年以内」が同20件減の257件。
創業前の県内年代別では、30歳代が174件と最も多く、次いで40歳代が145件、50歳代が65件、20歳代以下が56件、60歳代が17件の順となっている。