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23年度の取扱高が開業以来過去最高 福岡パルコ


週刊経済2024年5月8日発行号

前年比24%増の243億円

福岡パルコ(福岡市中央区天神2丁目、小堤直己店長)は、23年度(23年3月~24年2月)の累計取扱高が243億円となり、2010年の開業以来過去最高を記録したことを発表した。
前年比では24%増、コロナ禍前の19年比でも10%増となった。国内旅行やインバウンド需要の急拡大に伴い、飲食店やキャラクター雑貨をはじめとした観光客向けテナントを中心に売り上げが好調に推移しているという。アイテム別では、サービスが前年比80%増、飲食が32%増となったほか、衣料品(14%増)、身の回り品(26%増)、雑貨(30%増)など物販も伸びている。特に、本館3階のスポーツシューズブランド「オニツカタイガー」、新館地下2階の「牛かつ もと村」、新館1・2階のセレクトショップ「ビームス」、本館8階のキャラクターグッズ店「天神キャラパーク」でインバウンドが好調という。1階のポップアップスペース「GATE」も日本初上陸のブランドなどを誘致し、前年比42%増となった。
同店では「話題性の高いイベントを実施したことで、継続して動員を強化したほか、インバウンドの拡大が平日の来店増加につながった」と話している。