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23年、福岡、熊本、大分で「ツール・ド・九州」開催へ 九州経済連合会
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週刊経済2021年6月8日発行
自転車観光イベントも同時開催
九州経済連合会(福岡市中央区渡辺通、麻生泰会長)は5月19日、自転車レースの国際大会「ツール・ド・九州」を2023年に福岡県、熊本県、大分県で開催すると発表した。
同会に加え九州・山口の各県知事が参加する九州地域戦略会議で検討が進められていたもので、5月19日の同会議で開催の基本方針や概要などが報告された。開催時期は23年10月の4日間。レース形式は転戦型のステージレースで、福岡ステージでは県内を縦断するラインレースを、熊本ステージでは南小国町から南阿蘇に入り、特定エリアを周回するルートを、大分ステージでは日田オートポリスと周辺ロードを周回するコース計画を策定。チームは9人編成で国内から10組、海外から8組を招く予定で、参加者は選手とスタッフで160人を見込む。観客動員による経済波及効果はもちろん、サイクルスポーツ人口の底上げやスポーツツーリズムの推進、自転車レースの本場である対欧米マーケットへの情報発信などを狙いとしている。
また大会期間中に、サイクリング周遊型の旅行商品である「ディスカバー九州」を同時開催する。募集人員は100人~200人で、自転車で九州を周遊しながら各地の観光資源などを楽しむ内容としていく計画。複数のコースを設ける計画で、九州・沖縄・山口制覇コースや九州一周コース、九州横断コースなどを想定しているという。
今後、6月中に運営事務局を組成し、大会に参画する事業者公募に着手していく。