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22年6月期業績予想を下方修正 プラッツ
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週刊経済2022年3月1日発行
新製品の販売遅延が影響
介護用ベッド、ベッド周辺機器メーカーの㈱プラッツ(大野城市仲畑2丁目、城雅宏社長)は2022年6月期連結業績予想で、売上高を前回予想の75億5千万円から71億円(前回比6・0%減)に、経常利益は6億5千万円から4億2千万円(同35・4%減)に下方修正した。
主力の福祉用具流通市場において、第2四半期中に新製品の販売を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の再拡大や半導体の需給ひっ迫などの影響で遅延。期初の販売計画が未達となったことなどから下方修正した。営業利益は6億円から2億9千万円(同51・7%減)、当期純利益は4億円から2億8千万円(同30・0%減)としている。今回の修正では、想定為替レートを1ドル=110円から5円円安の1ドル=115円に変更。海外物流コストおよび原材料の高騰を反映している。また、期末配当も1株当たり33円から23円に下方修正している。
中間期売上高は3・7%減の32億8600万円
また、同社の22年2月連結中間決算は、売上高が前年同四半期比3・7%減の32億8600万円、経常利益が同51・1%減の2億5千万円で減収減益だった。
医療・高齢者施設市場の営業強化により同市場の販売実績が前年同四半期比39・4%増と伸長。一方、主力の福祉用具流通市場で、介護用電動ベッド「Miolet(ミオレット)Ⅲ」が好調に出荷されたものの、発売から3年が経過し需要一巡の影響があったことなどから、同四半期比10・5%減と振るわず、家具流通市場、海外市場も需要減などで苦戦した結果減収となった。利益面では、営業外収益として持分法による投資利益2700万円(前年同四半期比60・3%減)、保険解約返戻金3100万円を計上したほか、特別損失として、訴訟損失引当金繰入額900万円を計上している。営業利益は前年同四半期比65・7%減の1億6千万円、上半期純利益は同6・7倍の1億6800万円。
通期では業績予想の変更に伴い、売上高が前期比0・8%増の71億円、営業利益が同60・0%減の2億9千万円、経常利益が同51・9%減の4億2千万円、当期純利益が同8・5%減の2億8千万円で増収減益を見込んでいる。