２２年度九州地区創業融資実績は１２１億円　日本公庫福岡支店

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週刊経済2023年6月27日発行号

県内創業融資額は５１億円

㈱日本政策金融公庫福岡支店（福岡市博多区博多駅前３丁目、浜晋治支店長）国民生活事業は６月１３日、九州７件における２０２２年度創業融資実績で、実績件数が前年同期比１２４件減の２９４６件、融資額が同１０・２％減の１２１億円となったことを明らかにした。
融資件数の内訳は「創業前」が前年同期比１７０件増の１９１８件、「創業後１年以内」が同２９４件減の１０２８件。コロナ禍の影響が長期化する中、「創業前」融資実績が２年連続で増加したものの、「創業後」の資金需要が落ち着きを見せてきたことで前年度並みの水準となった。創業前の男女年代別では、３０歳代男性が５３２件（前年度は４８４件）と最も多く、次いで４０歳代男性４３０件（同３９０件）、３０歳代女性２０９件（同２０９件）、４０歳代女性１９５（同１６２件）、５０歳代男性１６７件（同１６３件）の順となっている。
また、創業前融資業種別内訳ではサービス業（理美容業など）が前期比１０・６％増の５６３件、飲食店・宿泊業が同３９・２％増の４１２件、医療・福祉が同４・８％増の２８６件、小売業が同６・５％減の２６１件、建設業が同４１％増の１１０件の順。
なお、福岡県内における創業融資実績は実績件数が前年同期比１５７件減の１３１７件、融資額は同１９・７％減の５１億円となった。融資件数の内訳は、「創業前」が前年同期比４件増の８０６件、「創業後１年以内」が同１６１件減の５１１件。創業前の県内男女年代別では、３０歳代男性が２１６件（前年度は２３８件）と最も多く、次いで４０歳代男性が２００件（同１８８件）、５０歳代男性（同８２件）と４０歳代女性（同７０件）が８０件、３０歳代女性が７３件（同７１件）の順となっている。