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22年平均給与は3・2%増の30万7912円 勤労統計調査年報


週刊経済2023年4月18日発行

労働時間は136・4時間

県調査統計課がまとめた毎月勤労統計調査地方調査年報によると、2022年の県内常用労働者の月平均現金給与総額は前年比3・2%増の30万7912円となった。
給与賃金のうち時間外手当など所定外給与(超過労働給与)を除いた所定内給与は同2・6%増の23万7649円だった。このうち従業員30人以上の事業所では現金給与総額が同2・3%増の34万876円。所定内給与は同1・2%増の25万5913円だった。
また、総労働時間は同0・6%減の136・4時間で、所定内労働時間は同1%減の127時間。所定外労働時間は、同4・1%増の9・4時間だった。30人以上では総労働時間が同1・5%減の142・1時間で、所定内が同1・6%減の131・2時間。所定外は同0・6%減の10・9時間だった。
このほか雇用の動向では、常用労働者数は前年と同水準の187万3784人だった。このうちパートタイム労働者は32・9%を占める61万5913人で、前年から1・4ポイント増加した。男性労働者のうちパートが占める割合は18・6%で、女性では47・6%を占めた。同調査は、5人以上の常用従業員を雇用する県内事業所から厚生労働大臣の指定する約1200事業所を対象に、月ごとにまとめている調査結果を基に速報値としてまとめたもの。