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22年の生産指数は1・3%の上昇 九州地域の鉱工業動向


週刊経済2023年3月14日発行

九州経済産業局調べ

九州経済産業局がまとめた2022年九州地域の鉱工業動向で、九州地域の鉱工業指数は、生産が前年比1・3%の上昇、出荷が同0・1%の低下、在庫が同4・3%の上昇となった。
業種別の生産指数では、13業種中で汎用・生産用・業務用機械工業、電子部品・デバイス工業、電気・情報通信機械工業など5業種が上昇した一方で、輸送機械工業、その他工業など8業種が低下した。生産指数の上昇は2年連続で、全国では0・1%低下している。生産指数のうち最も上昇したのは、半導体製造装置、産業用ロボットなどの汎用・生産用・業務用機械工業で同16・9%の上昇。逆に最も低下したのは、普通乗用車、軽・小型乗用車などの輸送機械工業で同6・5%の低下。出荷指数では汎用・生産用・業務用機械工業が同16・1%の上昇。輸送機械工業が同4%の低下だった。在庫指数では鉄素製品(鋼半製品含む)、アルミニウム押出製品などの鉄鋼・非鉄金属工業が同11・7%上昇し、製紙パルプ、衛生用紙などのパルプ・紙・紙加工品工業が同5・9%低下した。
また、四輪自動車の生産台数は同0・4%減の114万6897台で、3年連続で減少した。IC(集積回路)の生産数量は同6・1%減の56億1079万個だったが、金額は同20・3%増の9301億3700万円となった。速報値は同局総務企画部調査室が速報値として発表したもの。