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22万トン級対応の岸壁延伸工事が終盤へ 九州地方整備局


今年秋にも供用開始

九州地方整備局は3月14日と15日、博多港中央ふ頭で進めている大型クルーズ船の延伸岸壁となるジャケット(立体構造物)の据え付け作業を実施、2017(平成29)年1月からスタートした据え付け作業が終盤を迎えた。
2日間にわたる作業では、既設岸壁から沖側に全長60メートル・幅20メートル、同70メートル・幅20メートルのジャケットを大型クレーンによって据え付けられた。8月までにコンクリート工事などを経て今年秋にも供用を開始する。国によって進められてきた延伸岸壁の総延長は330メートル。供用開始後は、世界最大級の超大型クルーズ船「オアシス・オブ・ザ・シーズ」(22万トン級)や、中型クルーズでは2隻同時着岸が可能となり、博多港のクルーズ受け入れ機能がさらに強化することになる。
昨年1年間で博多港に寄港した大型クルーズ船は前年並の328回で、3年連続で日本一を更新している。国は需要が増加するクルーズ船の受け入れ機能を強化するため、ジャケットによる岸壁の延伸工事を進めてきた。今回の延伸岸壁が完成することで、博多港で課題となっていたクルーズ船の「お断りゼロ」への第一歩となる。

2018年3月27日発行