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21年度以降、上畑高架橋の架設工事などに着手 北九州国道事務所


週刊経済2021年3月2日発行

国道3号・岡垣バイパス

北九州国道事務所(北九州市小倉南区)が整備中の国道3号・岡垣バイパス(岡垣町山田―宗像市武丸、延長4キロ)は、来年度以降、岡垣町と宗像市の境に位置する上畑(じょうはた)高架橋や城山(じょうやま)トンネルの掘削工事に着手する。
2018(平成30)年12月に着工した工事区間のうち、岡垣町側から宗像市側にかけて掘削されていた岡垣トンネルが貫通し、坑内で行われていたコンクリートの覆工工事がほぼ完了したことを受けて工事に着手する。区間内での工事は、昨年12月から岡垣町野間で野間高架橋の上部工工事が始まり、一部の橋脚では橋桁の連結工事が行われている。さらに同事務所では、来年度以降、岡垣町内からバイパスに乗り入れる山田、野田のハーフランプをフルランプ化する工事にも取り組む予定。
完成時期は現段階で未定。同バイパスは福岡市と北九州市間の国道3号で唯一の2車線区間。バイパスの4車線化で福岡―北九州間の国道3号が4車線以上となり、物流や観光による地域活性化をはじめ、慢性的な交通渋滞の緩和、対面通行解消による事故の軽減などボトルネックの解消が期待されている。