２１年度九州地区創業融資実績は１３４億円　日本公庫福岡支店

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週刊経済2022年6月28日発行

県内創業融資額は６４億円

㈱日本政策金融公庫福岡支店（福岡市博多区博多駅前３丁目、浜晋治支店長）国民生活事業は６月１４日、九州７件における２０２１年度創業融資実績で、実績件数が前年同期比１３４４件減の３０７０件、融資額が同３７・６％減の１３４億円となったことを明らかにした。
融資件数の内訳は、「創業前」が前年同期比３０７件増の１７４８件、「創業後１年以内」が同１６５１件減の１３２２件。コロナ禍の影響で資金需要が急増した２０年度と比較して、昨年度は「創業後」の融資ニーズに落ち着き感が生じたものの、「創業前」では特に３０歳代以下の女性向け融資実績が前期比１５０・７％となるなど全体を押し上げた。創業前の男女年代別では、３０歳代男性が４８４件と最も多く、次いで４０歳代男性が３９０件、３０歳代女性２０９件、５０歳代男性１６３件、４０歳代女性１６２件の順となっている。また、創業前融資業種別内訳では、サービス業（理美容業など）が前期比２４・４％増の５０９件、飲食店・宿泊業が同１７・５％増の２９６件、小売業が同４３・８％増の２７９件、医療・福祉が同１６・２％増の２７３件。
なお、福岡県内における創業融資実績は、実績件数が前年同期比７０８件減の１４７４件、融資額は同４０・６％減の６４億円となった。融資件数の内訳は、「創業前」が前年同期比１９３件増の８０２件、「創業後１年以内」が同９０１件減の６７２件。
創業前の県内男女年代別では、３０歳代男性が２３８件と最も多く、次いで４０歳代男性が１８８件、５０歳代男性８２件、３０歳代女性７１件、４０歳代女性７０件の順となっている。