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21年度までに売上高315億円目指す中計 ウチヤマホールディングス


介護で24・9%増の成長見込む

介護事業、カラオケ事業、飲食事業等を運営する東証1部上場の㈱ウチヤマホールディングス(北九州市小倉北区熊本2丁目、内山文治社長)は、2022年3月期までの中期経営計画を策定した。
長期ビジョンである連結売上高1000億円、営業利益100億円の目標達成に向けて、基盤の整備と拡大の3カ年と位置づけ、介護事業を成長戦略の中核に、福岡県内、および3大都市圏を中心にした高齢者介護施設の新規開設や、M&Aによる企業規模の拡大などを図る。22年3月期の売上高315億円(19年3月期比16%増)、営業利益19億900万円(同期比86・2%増)を目指す。
事業別では介護事業が既存施設入居率90%以上、新規13施設の開設を計画しており、売上高が19年3月期比24・9%増の223億4200万円、セグメント利益が同86・1%増の23億400万円を目指す。カラオケ事業は新規出店、既存店の改装、不採算店のスクラップをバランスよく実施する計画。飲食事業では、人員、仕入れの合理化、業態転換やリニューアルでの収益性の改善と向上による既存店舗の強化を図るほか、国内新規出店、海外での展開拡大を検討している。
内山社長は「中核事業の介護サービスをより成長させるため、産学官連携などを通じて、サービスの質を向上させたい」と話している。

2019年6月18日発行