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21年度の全館売上高は約873億円 JR博多シティ
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週刊経済2022年5月3日・10日発行合併号
19年度比25・3%減
㈱JR博多シティ(福岡市博多区博多駅中央街、前田勇人社長)は4月12日、2021年度の営業概況を発表した。JR博多シティ内8施設(アミュプラザ博多・アミュエスト・博多デイトス・デイトスアネックス・コンコース・JRJP博多ビル・JR博多駅構内・博多阪急)の合計売上高は、前年度比19・8%増の約873億円だった。19年度比では25・3%減。
前年度に続き新型コロナウイルスの感染拡大や、それに伴う国・県からの要請の影響を受けたが、感染状況が落ち着いた時期には復調傾向が見られた。生活必需品や巣ごもり需要に関連する店舗は堅調で、時短・休業要請やインバウンド、旅行客減の影響を受けた店舗は苦戦傾向だった。施設ごとの内訳は、同社が運営するアミュプラザ博多・アミュエスト・博多デイトス・デイトスアネックス・コンコース・JRJP博多ビル・JR博多駅構内の売上高が約459億円(前年度比18%増、19年度比32・2%減)、博多阪急が約414億円(前年度比21・9%増、19年度比15・8%減)。アミュプラザ博多・アミュエスト・博多デイトス・博多阪急の4施設合計の年間入館者数は、前年比18%増の4761万人(19年度比30・6%減)だった。
同社では「21年度に実施した10周年関連イベントなどさまざまな取り組みの成果として、売り上げ・入館者数ともに復調傾向。10周年に引き続き、ファンづくりを念頭に新しい企画やイベントにチャレンジしていく」としている。