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21年平均給与は1・9%増の29万8060円 勤労統計調査年報


週刊経済2022年4月19日発行

労働時間は137・2時間

県調査統計課がまとめた毎月勤労統計調査地方調査年報によると、2021年の県内常用労働者の月平均現金給与総額は前年比1・9%増の29万8060円となった。
給与賃金のうち時間外手当など所定外給与(超過労働給与)を除いた所定内給与は同2・1%増の23万1558円だった。このうち従業員30人以上の事業所では現金給与総額が同0・3%減の33万3291円。所定内給与は同0・8%増の25万3070円だった。
また、総労働時間は同1%増の137・2時間で、所定内労働時間は同0・9%増の128・2時間。所定外労働時間は、同0・4%増の9時間だった。30人以上では総労働時間が同1%増の144・3時間で、所定内が同1・1%増の133・3時間。所定外は同0・9%増の11時間だった。
このほか雇用の動向では、常用労働者数は同0・1%増の182万111人だった。このうちパートタイム労働者は31・5%に当たる57万2844人で、前年から0・3ポイント減少した。男性労働者のうちパートが占める割合は17・1%で、女性では46・7%を占めた。同調査は、5人以上の常用従業員を雇用する県内事業所から厚生労働大臣の指定する約1200事業所を対象に、月ごとにまとめている調査結果を基に速報値としてまとめたもの。