NEWS

21年に売上高300億円、営業利益25億円へ 正興電機製作所


創立100周年での達成目指す

電力会社や官公庁向け情報制御システム製作・販売の㈱正興電機製作所(福岡市博多区東光2丁目)は2021年までの中期計画において、売上高300億円と営業利益25億円の達成を目指している。
創立100周年を迎える2021年までの中期経営計画では、「事業拡大と高収益化」、「戦略的人財育成と多様な人財登用」、「CSV経営の推進」を基本方針として、国内をベースにアジアで成長するグループを目標として設定。売上高は2017年12月期から約100億円増の300億円、営業利益は約3倍の25億円を目指す。目標達成に向けて各委員会の設置や、経営目標の進捗をチェックする経営企画室の新設など、達成に向けての取り組みを進めている。

新社長に添田取締役常務執行役員

また、同社の新社長に3月28日付で添田英俊(そえだ・ひでとし)取締役常務執行役員が就いた。福重社長は相談役に就任。
添田氏は福岡市出身。1955年3月30日生まれの63歳。九州工業大学工学部制御工学科卒業後、1978年4月に㈱正興電機製作所入社。2008年1月に執行役員および正興社会システムカンパニー社長に就任。10年3月上級執行役員、11年3月東京支社長、12年3月取締役上級執行役員、13年3月営業統括本部長兼海外事業担当を経て、15年3月に取締役常務執行役員に就任。趣味は趣味は囲碁、将棋、ゴルフ、読書で同社の囲碁部に所属している。
添田社長は「海外事業とM&Aを積極的に進めていく。同時に営業力の強化、経営のスリム化を図ることで目標達成を目指す」と話している。
同社は1921年5月創業、資本金23億2300万円。従業員数989人(連結)、売上高200億200万円(連結)。

2018年7月18日発行