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21・6%増の124億円で増収増益 正興電機製作所中間決算


再生可能エネルギー関連が好調

電力会社や官公庁向け情報制御システム製作・販売の㈱正興電機製作所(福岡市博多区東光2丁目、添田英俊社長)の2019年12月期中間決算は、売上高が前年同期比21・6%増の124億500万円、経常利益は同4・7%増の4億9800万円で増収増益となった。
セグメント別に見ると、電力部門は電力システム改革に対応した情報制御システム及び配電設備関連製品が増加したことにより、売上高は前年同期年比18%増の28億5100万円、セグメント利益は同22・1%増の3億2100万円。環境エネルギー部門は中国における工場向け電気設備の更新工事が堅調に推移し、売上高は同9・0%増の58億6000万円だった一方、公共分野での水処理設備や道路設備向け工事費用が増加したことで、セグメント利益は同80・6%減の1900万円となった。情報部門はヘルスケア分野において介護システムや健康管理システムが堅調だったことで、売上高は同14%増の5億5500万円。セグメント利益はシステム開発分野の原価率増加の影響で同62・1%減の1800万円。サービス部門は太陽光発電関連を中心とした再生可能エネルギー設備向け関連商品が順調で、売上高は同90・3%増の23億1500万円、セグメント利益は同20・4%増の2900万円。その他の部門では発変電所向け工事の増加や調光フィルム関連の堅調な推移で、売上高は同17・3%増の8億2200万円、セグメント利益は7700万円となった。
通期は売上高が前年同期比5・2%増の235億円、経常利益は同20・9%増の11億4000万円の増収増益を見込んでいる。

2019年8月20日発行