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2050年までの長期経営ビジョンを策定 九電みらいエナジー


週刊経済2024年5月29日発行号

九電からの再エネ事業移管受け

太陽光・バイオマス・風力など再生可能エネルギー発電事業の九電みらいエナジー㈱(福岡市中央区薬院3丁目、水町豊社長)は4月、2050年までに世界有数のグリーンエネルギー企業を目指す長期経営ビジョンを策定した。
親会社である九州電力㈱から4月1日に地熱発電事業の移管を受け、同月17日に催した式典で発表した。経営ビジョンでは2050年のありたい姿として「みらいを拓く、世界有数のグリーンエネルギー企業になる」を掲げ、具体的には従業員と企業の信頼関係を示すエンゲージメント指数で国内最高位のAAA獲得、九州を日本初のカーボンマイナスエリアにすること、税引前利益に支払利息、法人税、減価償却費などを加えたEBITDAで1500億円以上といった目標を設定している。
同社は今後、九電から水力発電事業の移管も受ける予定で、水力移管後の再エネ開発量は262万キロワットとなり、国内の再エネ発電事業者でトップクラスの規模になるという。