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2025年秋完成をめどに本社建て替え 日本磁力選鉱


週刊経済2023年3月21日発行

延べ床面積は1・5倍に

鉄鋼スラグリサイクル事業などの日本磁力選鉱㈱(北九州市小倉北区馬借3丁目、原田信社長)は2025年秋頃の完成をめどに、本社を建て替えている。事務所の使用年数が60年経つなど老朽化に伴い、BCPの観点からより働きやすい環境を整備するため。場所は、県道266号三荻野魚町線と大手町馬借1号線が交わる「香春口北」交差点近くの同住所。敷地面積は1385㎡で、従来の4階建てから5階建てに建て替え、延床面積は1・5倍の約4千㎡となる。1階はピロティで、22台収容可能な駐車場に。また、部署間のコミュニケーションを活発化させる狙いで、吹き抜けのスキップフロア構造にする。またこの建て替えに伴い、2月13日から本社事務所をJR小倉駅そばの「あるあるCIty2号館」(同区浅野2丁目)2階に移転している。同社では、「建て替えによって、従業員の満足度向上や採用面でのイメージアップを図りたい」と話している。
同社は1949年2月設立。資本金4億4860万円。鉄鋼スラグ(鉄製造時に発生する副産物)や非鉄金属のリサイクル事業、選別機器の開発・販売などを展開している。売上高206億円(2022年9月期)。従業員数412人。