２０２５年までに連結売上高８００億円達成目指す　ゼンリン

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新中期経営計画を策定

住宅地図メーカーの㈱ゼンリン（北九州市戸畑区中原新町、髙山善司社長）は２０２５年までに連結売上高８００億円を目指す中期経営計画を策定した。
２０年３月期を最終年度とする中期経営計画「ＺＥＮＲＩＮ　ＧＲＯＷＴＨ　ＰＬＡＮ２０２０（以下ＺＧＰ２０２０）」を改編し、２０年３月期から２５年３月期までの６カ年計画として新たに策定したもの。ＺＧＰ２０２０では既存ビジネスのシェア拡大やストック型サービスの売り上げが堅調だった一方、自動車関連ビジネスに向けたオートモーティブ事業やＩｏＴ事業における新たな時空間情報の提供やビジネスモデルの変革が求められていることで前倒しでの新中期経営計画策定に至った。新中計では保有管理する時空間情報を個々のニーズに合わせて最適化するとともに、位置情報利用における顧客価値増大、ビジネスモデルの使い分けによる収益基盤強化を図る。まずは２２年３月期までの３期間をファーストステージと位置付け、定期・定額サービスで継続的収益を得るライセンスビジネスや、顧客の適宜ニーズに対応して小口の都度収益を積み重ねるオンデマンドビジネスに移行。これにより保有データを活用した安定的な収益基盤を確立し、２５年３月期までのセカンドステージ３期間での利益成長につなげることで、連結売上高８００億円、連結営業利益１００億円の達成を目指す。
同社は１９４８年２月創業、１９６１年４月設立、資本金６５億５７６４万円、従業員数は１９５１人、売上高６３７億４７００万円（１９年３月期連結）。

2019年7月30日発行