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2024年春に大規模観光プロモーション 県デスティネーションキャンペーン実行委員会
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週刊経済2022年8月2日発行
JR九州や観光関係者で
福岡県(服部誠太郎知事)は7月25日、ホテルニューオータニ博多(福岡市中央区渡辺通1丁目)で「福岡県デスティネーションキャンペーン実行委員会」設立総会を開いた。
デスティネーションキャンペーンとは、自治体や地元観光関係者などがJRグループ6社と共同で開催する大型観光キャンペーン。全国の旅行会社が開催地に向けた商品を造成するほか、全国規模で集中的に宣伝等を行うことで送客につなげる。福岡で過去に開催されたのは1999年度で、25年ぶりとなる。設立総会では、実行委員会会則や役員の指名・委嘱、今年度の事業計画などが承認された。会長は服部知事が務め、副会長には九州旅客鉄道㈱の三浦基路執行役員鉄道事業本部営業部長、公益社団法人福岡県観光連盟会長・福岡県観光推進協議会会長を務める西日本鉄道㈱の林田浩一社長、福岡県観光産業振興議員連盟の樋口明会長、福岡県市長会会長の井上澄和春日市長、福岡県町村会会長の永原譲二大任町長が就いた。そのほか、委員会は北九州地区観光協議会会長を務める北橋健治北九州市長、福岡地区観光協議会会長を務める高島宗一郎福岡市長、関係団体や交通事業者など38者で構成する。
今年度は、キャッチフレーズやロゴマークの制作、来年大分県内で開催する「全国宣伝販売促進会議」の内容の検討、旅行会社に提案する観光素材集(案)の企画・検討、エクスカーション(現地視察)コース案の候補検討、観光素材の掘り起こしや磨き上げ、着地型旅行商品・土産物品等の開発や、二次交通対策、受け入れ体制強化などに取り組む。24年4月には県内でオープニングイベントを開催し、同月から6月にかけてキャンペーンを実施する。取り組みは大分県と連携して実施するため、7月4日には「福岡・大分デスティネーションキャンペーン実行委員会」(会長・広瀬勝貞大分県知事)を設立した。
服部知事は「観光関連産業は、旅館・ホテルや飲食業に限らず、すそ野の広い産業。新型コロナの影響の長期化に加え、原油高やウクライナ侵攻に伴う物価高の影響を受けて、非常に深刻な状況にある。国内外の観光客の需要回復を見据え、積極的な誘客を行っていくためには、広域・大々的な観光キャンペーンを実施することが効果的だと考える。多くの方にお越しいただけるよう、関係者の皆さんと力を合わせて、今ある観光地の魅力を伝えるだけでなく、新しい魅力を作り出していきたい」とあいさつした。