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2023年度から全学部適用の新カリキュラム 筑紫女学園大学
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週刊経済2022年8月23日発行
共通・専門科目、副専攻、授業時間改編
仏教・浄土真宗の教えを建学の精神とする筑紫女学園大学(太宰府市石坂2丁目、中川正法学長)は全学教育改革を実施した新カリキュラムを2023年度からスタートする。
社会とのつながりを重視し、「人に寄り添うひとを育てる」をコンセプトに文学部、人間科学部、現代社会学部の全学部に適用した共通科目、専門科目、副専攻、授業時間の改編を実施する。共通科目を寄り添う力「CORE(コア)」、つながる力「SKILLS(スキルズ)」、踏み出す力「DOORS(ドアーズ)」の3つの区分でカリキュラムを再編。
日本語・日本文学科、英語学科、アジア文化学科の3学科をもつ文学部は、多文化共生科目を新設するほか、新たな言語教育法、より実践的な教育を強化、キャリア関連科目を充実させる。また、心理・社会福祉専攻、初等教育・保育専攻をもつ人間科学部は、専門職養成プログラムのさらなる強化、幅広いキャリアへの対応、より能動的な授業形態を導入する。さらに現代社会学科は、4年間を通じたゼミの開講、社会連携活動の充実、デザイン思考の導入、SDGsとの関連で体系化を図る。全学部に共通する副専攻においては共生社会副専攻、キャリアプランニング副専攻の2つを新設する。授業時間は90分から100分に再編。グループワークやプレゼンテーション、ディスカッション、課題解決型学習、フィールドワークなど仲間と共に学び、他者との繋がりの中で生きていく力を強く意識した授業を展開する。中川学長は「グローバル化や技術革新が急速に進化し、変化の激しい現代社会において社会人基礎力を養うプログラムを積極的に取り入れ、仏教とSDGsを結びつけた独自のアプローチで持続可能な社会の実現に挑んでいく」と話している。