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2017年に株式公開を計画  TRNグループ    監査法人を導入


 賃貸住宅のリノベーション、FC事業などを手掛けるTRNグループ(福岡市南区向野1丁目、中島克己社長)は2017年に株式公開を目指している。
 認知度向上による販路拡大や人材確保、再販事業の資金調達が目的。同社は、貸物件の空室対策として少額に抑えたリノベーションを施し、2年更新型で家賃保証をつける独自サービス「リノリース」を主力事業に、自社での施工に加え、同サービスを「リノリースCLUB」として全国にFC展開している。FC事業では現在、工務店や不動産管理会社など96社約194店舗が加盟。管理体制の再整備や広報宣伝の強化に取り組んでおり、今期は69店増加する見込みで、1000店体制を目指している。公開先は未定だが、東証マサーズと福証を検討している。公開時にはグールプ連結で売上高60億円を想定しており、事業別では自社施工のリノリース事業が28億5000万円、FC事業が15億5000万円、再販・新築販売事業で12億5000万円、不動産管理事業のZEROマネジメント株式会社(同)が3億5000万円。
 すでに監査法人を入れ、11月には資本金を1000万円増資するなど財務体質の強化を図っており、今後はベンチャーキャピタルからの出資も視野に入れている。
同社は2002年11月設立。資本金2000万円。2014年10月期決算の売上高は7億2000万円で、今期は17億1500万円を見込んでいる。