２０年度中にモバイル専業銀行を開業　ふくおかフィナンシャルグループ

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口座開設などスマホ上で完結

㈱ふくおかフィナンシャルグループ（福岡市中央区大手門１丁目、柴戸隆成会長兼社長）は２０２０年度中に、インターネット・モバイルの専業銀行「みんなの銀行」を開業する。
地方銀行では初の取り組み。異業種から銀行業への参入が相次ぎ、また、若年層の銀行離れが進んでいることから、新たなニーズに対応する形で新銀行をゼロからつくる。新銀行は実店舗やパソコン専用サイトも開設しない方針で、口座開設を含めたサービスをスマホ上で完結させる。サービス詳細は今後調整を進めるが、預金、送金のほか、収集したデータを活用した融資や金融商品の提案などを想定している。８月７日付けで設立した準備会社の社長にはＦＦＧの横田浩二取締役が就任。今後銀行業務の取得を目指す。同社では「スマホなどデジタルネイティブな顧客が増加し、既存の銀行、金融サービスでは新しい顧客のニーズに応えられない。新銀行で銀行の仕組みを再定義したい」と話している。

2019年8月27日発行