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20年度の設備計画は1・8%減の6566億円  日本政策都市銀行九州支店


非製造業10・6%減で

日本政策投資銀行九州支店(礒﨑隆郎支店長)が8月5日に発表した2020(令和2)年度の九州の設備投資計画は、全産業で前年比1・8%減の6566億円で4年ぶりの減少となった。
製造業は4年連続の増加となった一方、非製造業が4年ぶりの減少に転じたことで、全産業で前年比減となった。業種別では、製造業が前年比13・1%増の2798億円。大型投資が一服した紙・バルブ(62・4%減)などが減少したものの、能力増強投資が続く非鉄金属(29・1%増)や輸送用機械(30・6%増)がけん引したことで増加した。一方、非製造業は同10・6%減の3767億円。供給設備投資などがあるガス(58・7%増)が増加するものの、不動産開発が完了する不動産(34・6%減)、運輸(7・6%減)が減少した結果、非製造業全体で減少となった。
九州支店では「新型コロナウイルスの感染拡大により、20年度中の投資を見送っている事業者があるほか、感染収束時期が見通せない場合にはさらなる抑制や見送りの可能性もある」としている。調査は個別企業に対するアンケート形式で実施、期間は5月28日〜6月22日まで。

2020年8月25日発行