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20年分おせちで16万個を販売 久松
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種類、価格帯広げる
おせち弁当製造、販売の㈲久松(糟屋郡粕屋町仲原、松田健吾社長)は2020年分のおせちで、前年比5000個増の16万個を販売した。
牛肉を使った食材だけを詰め込んだ「肉づくし重」(税込2万円)など、昨年よりも7種類多い16種類を用意。価格帯や種類の幅を広げたことで、販売個数を伸ばした。また、同社の主力である楽天やAMAZONななどのインターネット販売、自社販売サイト、ダイレクトメールでの通信販売のほか、協力企業への卸販売分が昨年よりも伸びており、同社では今後卸先を増やすなど、委託販売を強化していく。同社の松田社長は「物流コスト増加などEC業界は厳しい状況が続いており、今後は主力商品のおせちだけでなく、もう一つ事業の柱をつくりたい」と話している。
同社のおせちは、自社工場で製造。楽天市場に書き込まれる購入者のレビュー(口コミ)の評価が高く、10年連続で楽天グルメ大賞おせち部門、3年連続でショップ・オブ・ザ・イヤーを獲得している。
同社は1986年8月設立。資本金300万円。年商17億円。従業員18人。2004年から通販サイト「楽天市場」で「博多久松」ブランドのおせちセットの販売を開始している。
2020年1月7日発行