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2%増の1億2048万人で7年連続の増加  16年県観光入込客推計


外国人は2・1倍の441万人

2016年の福岡県観光入込客数は前年比2%増の1億2048万人で、7年連続で増加した。2009年には19年ぶりに減少したが、10年以降は1億人を突破し増加を続けている。
県商工部観光局観光政策課がまとめた推計調査によると、このうち日帰り客は同1・3%増の1億652万人。宿泊客は同8・4%増の1395万人だった。また、県内入込客は同9・2%増の8502万人で3年連続の増加。逆に県外客は同11・7%減の3545万人で8年ぶりの減少となった。消費額は同30%増の7298億9900万円と大きく伸び、7年連続の増加となった。一人当たりの消費額は6058円だった。
また、国が定める全国共通基準に基づく調査では、観光地点など県内573地点の調査と観光客を対象に観光地点で四半期ごとのアンケート調査を実施。この結果、観光入込客数は、前年比7・2%増の1億1174万4000人だった。このうち訪日外国人は同2・1倍の559万1000人と大きく伸びた。特に観光目的の訪日が同2・5倍の441万9000人の伸びを見せ、ビジネス目的でも同30・9%増の117万2000人と伸びた。海外旅行者に実施したアンケート回答995サンプルの分析した結果、韓国が45・8%を占め、台湾21・8%、香港9・9%、中国7・7%と続き、東アジアの国と地域が上位を占めた。そのほかではアメリカとスウェーデンが2・1%で続き、オーストラリア、タイ、マレーシアが1・4%ずつで続いている。
県内の主要観光施設の利用者数は次の通り。
▼JR博多シティ6979万7000人(前年比43・7%増)▼キャナルシティ博多1638万人(同0・6%減)▼マリノアシティ福岡570万人(同5%減)▼宮地嶽神社396万人(同20%増)▼博多リバレイン367万5000人(同0・2%増)▼福岡ヤフオク!!ドーム309万7000人(同2・3%減)▼ベイサイドプレイス博多220万1000人(同0・2%減)▼福岡タワー184万7000人(同22・3%増)▼道の駅むなかた173万人(同0・8%増)▼宗像大社150万2000人(前年同数)

2018年4月24日、5月1日合併号