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2月期決算をもとに東証マザーズへの上場申請へ ネットイーグル 今期は売上高8.6億円、経常1.6億円見込む
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住宅のネットワークCAD、プレカットCADなどの開発を手掛けるネットイーグル株式会社(福岡市早良区百道浜四丁目、祖父江久好社長)は、今年二月期決算をもとに東京証券取引所の新興企業向け市場「マザーズ」への株式上場を申請する。
優秀な人材確保のため昨年十一月の上場を目指してきたが、昨年二月期決算で、好調だった前々期の反動もあり売上高が一七%減となったほか、役員のさらなる意識向上を図るため一年延期していた。二月期決算では売上高八億六千万円、経常利益一億六千万円を見込んでおり、この数字をもとに上場を申請、早ければ今秋にも上場を果たしたい考え。また今後はネットワークCADシステムのレンタル営業に力を入れることで収益基盤を強化し、上場後初の決算となる来年二月期決算では売上高九億円、経常利益で二億五千万円を予定している。主幹事証券会社は三菱証券。
祖父江社長は「今期は例年伸び悩む下期に業績を伸ばすなど、社内体質や役員の意識が大きく改善された。今年は住宅減税が一年延長された影響もあり年末にかけてかけ込み需要が期待されるほか、金融機関の不良債権処理もめどがつき市場にお金が流れ始めるだろう。そういう意味でも、今秋は上場のよいタイミングだと思う」と話している。
同社は一九九〇年三月の創業・設立。資本金一億六百八十三万円。従業員二十二人。二〇〇三年二月期決算の売上高は八億二千五百万円、経常利益は一億七千万円。二〇〇一年九月に株式会社ビィマックスから社名を変更した。住宅設計と生産・流通、性能表示機能が連動した木造軸組住宅のネットワークCAD、プレカットCADなどを開発、全国の主要プレカット工場に販売している。
祖父江社長は名古屋市出身で、一九五六年四月七日生まれの四十七歳。中部工業大学機械工学科卒。趣味は音楽。
2004.1.20 発行 週刊経済より