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2月期売上高は3・4%減の529億7700万円 博多大丸
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減収と経費増で経常利益は36%減
㈱博多大丸(福岡市中央区天神1丁目、香川曉子社長)の2020年2月期決算は、売上高が前期比3・4%減の529億7700万円、経常利益は36・0%減の12億7100万円で減収減益となった。
当期は昨年10月の消費増税前の駆け込み需要はあったものの、増税後の個人消費の落ち込みやインバウンド需要の低迷、さらに暖冬や新型コロナの影響もあって減収となった。客層別には、富裕層を対象とする外商、店頭売り上げ(外商顧客の来店売り上げ含む)は上期1・1%増だったが、下期、は、消費増税前の駆け込みで伸びた9月以外は大幅減となった。インバウンドは、上期は25・3%増と大きく伸び、下期は減少したものの通期では3・9%増となった。商品別では、構成比率の高い衣料が7・4%減、特選など身回品が0・9%減、雑貨は0・9%減、食品は0・9%減だった。
利益面では、売り場改装に伴う一時経費の増加、物流費値上げやPOSレジ入れ替えなどで経費が増加し、営業利益は32・2%減の14億9600万円、当期純利益は43・1%減の7億7300万円となった。今期、期首の3月の売り上げは約4割減、4月は7日までの営業だったため、さらに大幅な減収となっている。
2020年5月12日発行