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2月期は売上高2・7%減の152億3300万円 下関市のエストラスト
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経常は56・8%減の5億6600万円
不動産分譲、管理を手掛ける㈱エストラスト(山口県下関市竹崎町、松川徹社長)の2020年2月期連結決算は、売上高が前年同期比2・7%減の152億3300万円、経常利益が同56・8%減の5億6600万円で減収減益だった。
不動産管理事業では管理物件が増加し、マンション管理戸数が前期比486戸増の4397戸となったが、主力の不動産分譲事業でマンションが432戸(前期比31戸減)、戸建てが55戸(同6戸減)を引き渡し、総数は前期比37戸減の487戸と振るわず減収。利益面も分譲マンションの販売に伴う費用が増え、販売費および一般管理費が増加。消費税率引き上げなどによる消費者意識の低迷等の影響もあり、販売経費が当初の想定を上回り減益となった。営業利益は同49・0%減の7億2千万円、当期純利益は同56・7%減の3億8500万円となった。福岡県内では現在、福岡市南区野間4丁目に地上3階地下1階建ての「オーヴィジョン野間グランヒルズ」(総戸数105戸、20年7月下旬完成予定)、同市西区姪の浜3丁目に8階建ての「同姪浜駅北グランテラス」(総戸数21戸、20年8月下旬完成予定)、同市中央区谷2丁目に地上6階地下3階建ての「同六本松」(総戸数53戸、21年8月下旬完成予定)を建設している。
今期は売上高が前年同期比10・9%増の168億9千万円、営業利益が同38・8%増の10億円、経常利益が同55・3%増の8億8千万円、当期純利益が同55・5%増の6億円で増収増益を見込む。
同社は1999年1月設立。資本金7億3603万円。2005年3月に福岡支店(福岡市博多区博多駅前4丁目)を開設。山口、福岡、鹿児島、宮崎、熊本、佐賀、広島、愛媛、大分の計9県で供給実績がある。2012年11月東証マザーズ上場、14年8月東証一部に市場変更(17年11月から福証との重複上場)。17年2月TOB(株式公開買い付け)で西部瓦斯㈱の連結子会社となった。
2020年4月28発行