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2月期は売上高16・2%減の661億円で減収増益  井筒屋


新型コロナウイルス影響で今期予想は未定

百貨店の㈱井筒屋(北九州市小倉北区船場町、影山英雄社長)の20年2月期連結決算は、売上高は前期比16・2%減の661億4500万円、経常利益は同期比29・5%増の10億3000万円の減収増益だった。
井筒屋本館は昨年、化粧品では新たに6ブランドを導入、22ブランドをリニューアルオープンするなどラグジュアリーブランドを強化した。新館は「VIPラウンジ」の新設など、高級品志向顧客への接客付加価値を向上させている。また、黒崎店は昨年8月から規模を縮小して営業しているが、すでに今年8月17日での閉館が決まっている。そのほか、同社では旗艦店の本店と、山口店での収益基盤を固め、同一商圏内の効率化を図っており、県内のサテライトショップ2施設を閉館。一方、昨年3月にはゆめタウン宇部内でサテライト店を新規オープンさせるなど、山口県内での利便性向上図った。
21年2月期の連結業績予想について同社は「新型コロナウイルス感染拡大の影響で業績に与える未確定要素が多いことを受け、未定としている」と話している。

2020年4月21発行