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2月の市内オフィス空室率は2・63% 三幸エステート調べ


わずかに上昇も2%台維持

賃貸オフィス仲介の三幸エステート㈱(東京都中央区銀座、種田充博社長)調べによると、2月の市内オフィス空室率は前月比0・05ポイント増の2・63%で4カ月ぶりにわずかに上昇したが、2%台半ばを維持した。
規模別では、基準階貸付面積が200坪以上の大規模ビルが前月から横ばいの1・3%、100坪以上200坪未満の大型ビルが同0・1ポイント減の1・8%、50坪以上100坪未満の中型ビルは前月から横ばいの4・6%となった。主要エリア別では、博多駅前が前月から横ばいの1・5%、呉服町が前月比0・2ポイント増の1・8%、天神が同0・1ポイント増の2・7%。募集賃料は前月から62円上昇し坪当たり1万567円。IT・ゲーム系テナントやベンチャー系テナントなどの新築・築浅ビルを好むテナントの動きが目立ち、高額賃料で成約するケースが増えているという。
同社では「長引く募集床不足に加えて二次空室の発生も少なく、テナントの目立った動きは見られなかった。その反面、既存テナントの館内増床や新規テナントの拠点開設意欲は旺盛なため、18年後半以降に完成予定のビルに多数の引き合いが集まっている」と分析している。

2018年4月3日発行