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2年ぶりの入社式に131人 JR九州
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週刊経済2023年4月11日発行
22年度は業績悪化で採用見送り
JR九州(福岡市博多区博多駅前3丁目、古宮洋二社長)は4月3日、JR博多シティ9階の「JR九州ホール」(同区博多駅中央街)で入社式を開き、131人が出席した。
昨年度はコロナ禍による業績悪化で採用を見送ったため、2年ぶりの入社式となった。内訳は総合職13人、専門職92人、経験者採用28人の計133人(入社式当日は131人が出席)。マスク着用は任意で、出席者のほぼ全員がマスクなしで参加した。
古宮社長は「コロナ禍の3年、みなさんはさまざまな経験をしてきたと思う。JR九州においても、鉄道事業の収入がほぼ半減、全社の営業収益が約30%減、営業利益が200億を超える赤字になるなど大きなダメージを受けた。しかし、コロナ禍でも西九州新幹線の開通や熊本駅ビル、ホテルの開業など全社員の頑張りにより、構造改革の実施や事業展開、コロナ終息後を見据えた動きができた。今年度は中期経営計画の2年目。直近で見ると先月は、鉄道収入はコロナ前の約9割、駅ビルやホテル、不動産などもコロナ前の水準にまで回復してきた。今年度はコロナから脱却し、新しいJR九州が誕生する年でもある。その夢をみなさんと一緒に描く年になるので、この大事なタイミングで入社したみなさんは当社にとって貴重な存在」と激励した。
当日は新入社員を歓迎し、同社の駅員、車掌、運転手など鉄道員だけで構成された「JR九州櫻燕隊(おうえんたい)」の演舞が披露されるなど、会場は熱いエールに包まれていた。