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2つの海外仮想通貨取引所に上場 スマイルホールディングス


HotBitとP2P B2Bに

インターネット総合メディアサービスの㈱スマイルホールディングス(福岡市中央区薬院1丁目、金井龍男CEO・会長兼社長)は3月、台湾子会社を主体とする「RELEASE(リリース)プロジェクト」で発行するRELEASEコイン(REL)が2つの海外仮想通貨取引所に相次ぎ上場(ICO)したと発表した。
今回上場したのは、2月27日にイギリスを拠点とする「HotBit(ホットビット)」、3月7日にスイスの「P2P B2B(ピーツーピー ビーツービー)」の2取引所。同社によると、ホットビットではREL(レル)をETH(イーサリアム)と交換することや売買することができ、P2P B2BではETHやBTC(ビットコイン)、USドルと交換することや売買することが可能。特にP2P B2Bは急成長中の取引所で1日の取引高が430億円超に上り、世界の仮想通貨取引所で10位にランクされるという。
同社は昨年春から、すでに開設していたソーシャルメディア「RELEASE」を改良し、ソーシャルメディア(SNS)とeコマース(ショッピング)と融合した次世代「ソーシャルコマース」の完成を目指し、ブロックチェーンとビッグデータ、AI(人工知能) の3つの技術を組み合わせたプラットフォーム構築に向けて始動していた。その次世代ソーシャルコマース・新生RELEASEは今年春をめどにプラットフォームのβ版を公開する予定。ユーザーが良質で価値ある情報を投稿した場合や信頼できる情報を評価した場合、その双方にポイント(REL)を付与。ユーザーは貯まったRELをポータルサイト内でサービス・スキル・商品などの購入に利用できるほか、取引所で複数の仮想通貨と交換できる仕組みという。
金井CEOは「特にeコマース分野では農業や漁業に重点を置き、新鮮な野菜や果物、魚介類を売り手がその場で価格を決め、一般ユーザーに対し迅速に提供できる仕組みを構築し、それらの物流に変革をもたらしたい」と話している。
スマイルHDの前身、㈱スマイル通販は1997年3月設立。2010年4月HDを設立し、傘下にスマイル通販と㈱スマイル検索隊が連なる持ち株会社制に移行した。HDの資本金1000万円。グループ従業員数16人。グループで十数のwebサイトを運営・管理し、ホームページ制作なども手がける。
金井CEOは山口県下関市出身。1964年2月16日生まれの55歳。96年1月から拠点を福岡市に移し、複数のwebサイトの運営・管理に務めながら、webコンサルにも注力。

2019年4月9日発行