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1~6月の外国人入国者数は前年比8・4%増の73万人  九州運輸局    シンガポール、マレーシアなど倍増


 九州運輸局(福岡市博多区博多駅東2丁目、竹田浩三局長)が8月6日に発表した1月から6月(速報値)の外国人入国者数は、前年比8・4%増の73万8100人だった。
 各月ともに前年を上回って推移しており、6月の速報値は前年比3・6%増の10万3651人となった。1~5月の国別入国者数では、最大の割合を占める韓国からの入国者数が前年を7・6%下回ったものの、香港、シンガポール、マレーシアからの入国者数が倍増し入国者数を押し上げた。4月に香港エクスプレス航空が福岡―香港線を就航したことや、プロモーション効果、タイの政情不安により観光客が九州に流れたことも要因と分析している。主要国の内訳は韓国が前年比7・6%減の34万7139人、中国が同49・1%増の4万6231人、香港が同98・6%増の2万6464人、タイが同27・1%増の1万2430人、シンガポールが同100・3%増の4496人、マレーシアが同104・8%増の2753人、ドイツが同80・7%増の1440人、オランダが74・2%増の1218人だった。
 同局では「情勢の変化はあるが、過去最高を更新した前年を上回る入国者数を目指して観光客誘致に取り組みたい」と話している。