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19年3月期は営業収益3968億円の増収減益 西日本鉄道


住宅事業と国際物流事業が好調

西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、倉富純男社長)の19年3月期連結決算は、売上高に当たる営業収益が前期比5・8%増の3968億3500万円、経常利益が同6・9%減の192億7300万円で増収減益だった。
不動産業の中でも住宅事業が好調で、「ザ・パークハウス桜坂サンリヤン」などのマンションや、「コットンヒルズ千鳥駅花の森」など戸建住宅の販売区画数の増加によって、不動産業の営業収益は前期比10・2%増の678億9600万円と好調だった。物流業も国際物流事業でNNR GLOBAL LOGISTICS
(Shanghai)Co.,LTD.を連結子会社としたことに加え、航空運賃原価の上昇に伴う販売価格の見直しで、同部門の営業収益が同15・8%増の1032億5700万円、営業利益も同1・7%増の28億2900万円と伸びた。一方、運輸業は、鉄道事業で地域のイベントが増加し旅客人員は増加したが、バス事業で訪日外国人向け乗車券の販売減少や西日本豪雨の影響、動力費の増加があり、営業収入は同1・8%減の871億8100万円、営業利益は8・3%減の50億8600万円と伸び悩んだ。そのほかの事業では、流通業の営業収益は同2・7%減の784億1200万円、営業利益は同0・6%減の9億3200万円。レジャーサービス業の営業収益は同2・5%増の456億9600万円、営業利益は同8・1%増の22億9500万円。その他の営業収益は同15%増の551億9900万円、営業利益は同1・7%増の20億3500万円となっている。
今期(20年3月期)は、営業収益は4・8%増の4150億円、営業利益は同5・8%減の190億円を見込んでいる。

2019年5月28日発行