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19年までの供給予定数は2700室超  ふくおか経済調べ・主なホテル開発


県外企業の進出相次ぐ

ふくおか経済・㈱地域情報センターが10月24日までに調べた福岡市内のホテル開発動向によると、2018年から19年にかけて2700室超が供給されることが分かった。

18年は、大阪市のサムティ㈱が開発する280室の「(仮称)エスペリアホテル博多駅前」(同市博多区博多駅前2丁目)が3月に開業するほか、隣接地には東京都のネストホテルジャパン㈱の「(仮称)ネストホテル博多駅前」(同町)、同じく博多エリアでは静岡市の静鉄グループが九州初進出となる「(仮称)静鉄ホテルプレジオ」(同区博多駅前4丁目)を開業するなど、県外企業の進出が相次いでいる。また、19年には都ホテル跡地に大阪市の近鉄グループホールディングス㈱が開発する「(仮称)近鉄博多ビル」(同区博多駅東2丁目)が開業予定。ビジネスホテルの供給が多い中、客室の広さや施設、デザイン性などで市の認定を受けた「ハイクオリティホテル」(200室)とする計画で、今後予定されている大規模スポーツイベントなどの需要も見込む。同ホテルの着工式で、㈱近鉄・都ホテルズの二村隆社長は「福岡は地方という位置付けをしておらず、東京・大阪などに並び、代表する都市だと見ている。今後も適した案件があれば、さらなる展開を視野に入れていきたい」と話した。県外企業からの福岡の市場への期待感は高く、今後もさらなる進出や開発が予想される。

開業予定年月や客室数などの詳細はの通り。

2017年10月31日発行