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17年度の売上高・入館客数が開業以来過去最高に 福岡パルコ
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新館改装やイベント効果で
福岡パルコ(福岡市中央区天神2丁目、西野光昭店長)の17年度(17年3月~18年2月)累計売上高は前年比3%増の222億円、入館客数は同5%増の2400万人となり、いずれも10年3月の開業以来過去最高となった。
17年度は、物販のみに頼らず消費者を呼び込む新たな仕組みづくりを目的に改装を推進。宿泊施設「BOOK AND BED TOKYO」や、商業施設初のシェアオフィス「The Company」を導入した新館の入館客数が前年比8%増と伸長し、全館の客数増加をけん引している。さらに、昨年7月末から8月末までの約1カ月間、猛毒を持つ生物を展示したイベント「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどくてん)」が4万107人を動員するなど、体験型イベントも来店促進やSNSによる情報拡散、さらなる動員につながった。
山本崇店次長は「衣料品の売上高は前年並みだが、飲食やサービスなどが伸びている。18年度も、イベントなどによる『コト消費』や買い回りの楽しさの提案を継続テーマに、来店動機の複線化を図っていきたい」と話している。
2018年3月20日発行