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17年の入国者数は25%弱増の494万人 九州運輸局


6年連続で過去最高を更新

九州運輸局(加賀至局長)が2月28日に発表した九州の外国人入国者数によると、2017年に九州を訪れた入国者数は前年比24・7%増の494万人と6年連続で過去最高を更新した。

中国からの大型クルーズ船の寄港が好調だったことに加え、福岡、北九州、熊本など各地の空港に韓国からのLCC就航が相次いだことなどが入国者数を押し上げた。また、月別で見た入国者数では、すべての月で前年比を20ポイントから50ポイント程度上回っており、インバウンド観光の通年化が定着していることが分かった。

28日の定例記者会見で加賀局長は「6年連続で過去最高、大型クルーズの寄港、韓国からのLCC就航がけん引した」と背景を説明した上で、「閑散期がない状況になったことは良い動き。地域への経済効果が限定的といわれる課題の解決に取り組み、持続的なインバウンド観光の定着を進めていきたい」と話した。

2018年3月13日発行