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16年度売上高は1・1%増の444億円  博多阪急    開業以来、5期連続の増収


 株式会社阪急阪神百貨店が運営するJR博多シティ内の百貨店、博多阪急(並松誠取締役常務執行役員店長)は4月10日、2016年度の売上高が前期比1・1%(約5億円)増の約444億円となったと発表した。
 南側に隣接して新商業施設「KITTE博多」が昨年4月下旬に開業し、北側にアミュプラザ博多に挟まれた同店の回遊性が向上し、来店客数は前期比約9%(237万人)増の約2757万人となった。そうした状況下、1階の化粧品やアクセサリー、地階の食料品、6階紳士服、7階キッズ衣料が特に好調に推移し、婦人アパレル部門の苦戦を補い、通期では開業以来、5期連続の増収となった。
 来店客数は全月で前年を上回り、特に4~7月はKITTE博多開業効果で前期比16%増だった。1日の平均来店客数は約7・5万人(平日約6・5万人、土日祝日約10万人)となった。また外国人客は、熊本地震の影響で上半期は前年割れしたものの下半期は回復し、売上高シェアは6%を維持した。
並松店長は「3月に2階にメンズクリエーターズをオープンするなど、今後も顧客動向の変化に対応した売り場改装を重ねていき、福岡市内近郊と広域の両方からの集客増を図っていきたい」と話している。
 博多阪急の売上高は実質初年度の11年度が約373億円、12年度が前期比0・5%増の約375億円、13年度が8%増の約405億円、14年度が4・5%増の約423億円と開業以来、右肩上がりに伸びている。