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1500万円かけオリーブの加工体制を増強 九州オリーブ普及協会
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生産能力拡大
九州エリアでオリーブ栽培の技術者養成やコンサルティングを手掛ける一般社団法人九州オリーブ普及協会(福岡市中央区六本松2丁目、百富孝行理事長)は、9月をめどに博多区西月隈5丁目のオリーブオイル加工センターを増強する。
オリーブの収穫量が増加していることを受けたもの。中小企業庁のものづくり補助金を活用し、1500万円かけてイタリア製の搾油機と付属の果実洗浄機、自動果実投入機、ろ過機を新たに1台導入する予定。処理能力は1日当たり約1000㎏。これによりオリーブオイルの生産能力は約2倍に拡大する。同センターは2014年開設。場所は福岡市立南福岡特別支援学校東側。敷地面積は1000㎡、建物は平屋建て、床面積400㎡。商品の袋詰めやオイルボトルを打栓する作業室のほか、冷蔵庫や倉庫、約50人収容可能な説明会場を備える。百富理事長は「今後5年間は対応できる体制を整えた。加工体制の増強を機に、さらなる商品開発に取り組みたい」と話している。
同法人はオリーブを社会に普及させることを目的に2010年12月設立。会員数は134(団体・個人を含む)。
2020年7月21日発行