NEWS

13・3%増の144億2500万円 福岡市内4百貨店の4月売上高


週刊経済2022年6月7日発行

7カ月連続のプラス

福岡市内4百貨店の4月売上高は、前年同月比13・3%増の144億2500万円で7カ月連続のプラスとなった。
日本百貨店協会が5月24日に発表した「百貨店売上高」概況によると、商品別では、靴やバッグ、財布などの身の回り品が39億1200万円(18・6%増)、雑貨が36億6600万円(16・3%増)で前月に引き続き好調に推移し、そのほか、衣料品が34億900万円(14・5%増)、食料品が25億1700万円(8・4%増)、食堂・喫茶が1億4900万円(20・1%増)、家庭用品が3億2900万円(21・8%減)だった。前年の緊急事態宣言などの営業制限の反動などにより大きく伸長した。(金額は10万円以下を四捨五入)。
また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(13店舗)では157億3500万円(3・8%増)で3カ月ぶりのプラスとなった。商品別では、衣料品が51億8100万円(4・3%増)、食料品が41億400万円(2・5%増)、雑貨が28億7300万円(8・5%増)、身の回り品が21億1500万円(3・8%増)、家庭用品が7億3400万円(8・4%減)、食堂・喫茶が3億7300万円(9・0%増)だった。
全国の売上高は、3年ぶりに行動制限のないゴールデンウィーク前半の影響も大きく、19・0%増の3778億円と2カ月連続のプラスだった。また、まん延防止等重点措置解除に伴う外出機会の増加や気温上昇といった天候要因から動いた春夏物商材が寄与した。そのほか、高額商品は引き続き増勢で、特に美術・宝飾・貴金属はコロナ前の水準を上回った。食料品においては食品催事や手土産などのギフト需要の増加から和洋菓子・惣菜などは好調であるものの、生鮮食品は野菜の価格高騰などを理由に苦戦が続いているという。