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121・5億円で7年ぶりの減収 コーセーアールイー19年1月期決算
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今期も微減収減益見込む
マンション開発業の㈱コーセーアールイー(福岡市中央区赤坂1丁目、諸藤敏一社長)の2019年1月期連結決算は、売上高が前年同期比5・7%減の121億5044万円、経常利益が同11・8%減の15億4498万円の減収減益だった。当期純利益は11・7%減の10億1940万円。7年ぶりの減収、3年ぶりの減益だった。
一部物件の引き渡し遅れなどで減収に、建設業の人手不足の影響による建築費などコスト増などが減益につながった。
事業別で見ると、ファミリーマンション事業は福岡市と久留米市、鹿児島市に完成した5棟と、東京都墨田区で仕入れた1棟に加え、前期繰越在庫の引き渡しと中古物件も加えて、計171戸(前年比15戸増)を引き渡し、売上高が前期比8・9%減の51億684万円、セグメント利益は21・1%減の7億1284万円。
資産運用型マンション販売事業は新築、中古物件合わせて322戸と昨年比134戸減り、売上高が17・3%減の55億2374万円、セグメント利益が28%減の7億2317万円。不動産賃貸管理事業は、資産運用型マンションの引き渡しに伴う賃貸管理収入の増加で、売上高が2・2%増の3億7585万円、セグメント利益が0・8%増の1億4100万円。
マンション管理、保守や点検、工事請負業を継続して実施したビルメンテナンス事業は、売上高が17・5%増の1億8831万円、セグメント利益は9・5%減の1703万円。不動産仲介業などそのほかの事業は、福岡市の商業施設用地と熊本市の建設用地の一部を売却し、売上高が12・2倍の9億5569万円、利益が約4倍の2億5280万円になった。
2020年1月期は、前期に行った追加仕入れによる販売を想定していないため、売上高が0・4%減の121億円、経常利益が8・6%減の14億1200万円の減収減益を予想している。同社では「土地の高騰や人手不足などによる販売価格の上昇で需給バランスが崩れることを懸念しているが、事業効率の高い新規プロジェクトを確保したい」と話している。
2019年3月26日発行