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12月18日付でアーバンライクと資本業務提携 東京のLAホールディングス


週刊経済2024年1月2日、10日合併号

持分法適用関連会社に

不動産開発・販売事業を手掛ける㈱LAホールディングス(東京都港区、脇田栄一代表取締役CEO)は12月18日、住宅・不動産事業、福祉関連事業を手掛ける㈱アーバンライク(福岡市中央区大名2丁目、吉野悟社長)と資本業務提携を締結したことを明らかにした。
LAホールディングス(以下、LA社)は1990年に創業して以来、首都圏を中心にマンション再販事業および不動産仲介事業を展開。2020年7月1日にはホールディングス制に組織改編し、グループ6社の持ち株会社として設立。同日付で東証グロースに上場したほか、2023年6月には福岡証券取引所に重複上場を果たしている。
以降、九州・沖縄地区における不動産開発事業の強化を背景に、新たなパートナー企業と資本業務提携することで効率的かつ効果的な不動産開発事業の拡充を目指すLA社とLA社の有する企業ネットワークと不動産企画開発・運営・管理ノウハウを活用することで熊本県を中心とした九州地区における注文住宅・建売住宅の販売強化、障がい者向けグループホームなど福祉関連施設の建築・販売強化を図るアーバンライクとの狙いが合致したもの。
LA社は同日付でアーバンライクの普通株式3万2500株(発行済株式総数の15.06%)を取得し、アーバンライクを持分法適用関連会社化。吉野社長もLA社株を取得するほか、2024年1月31日付でLA社の中野茂執行役員をアーバンライク社外取締役(非常勤)に派遣する方針。締結後はLA社子会社「㈱ラ・アトレ」と協働し、熊本県八代市で宅地開発を行い、同子会社「㈱LAアセット」と協働で新規ヘルスケア施設を建設する計画。
LA社は資本金10億6815万円(2023年6月現在)、売上高は182億円(22年12月連結)、経常利益は37億円(同)、従業員数は80人(グループ)。
アーバンライクは2008年2月、大牟田市で住宅事業を目的に「アーバンホーム㈱」を設立。19年2月に現社名に変更し、21年7月には東京証券取引所が開設する「TOKYO PRO Market」新規上場を果たしている。資本金は1億454万円、従業員数は89人。