NEWS

  • 地域

12月からテレワークのトライアルを実施  QTNet    さがんみらいテレワークセンター鳥栖を活用


 九州電力グループの通信事業会社、九州通信ネットワーク株式会社略称QTNet、福岡市中央区天神1丁目、秋吉廣行社長)は12月1日、「さがんみらいテレワークセンター鳥栖」(佐賀県鳥栖市本通町)を活用したテレワークのトライアル実施を開始しました。
 これは多様な働き方の実現と地域活性化を目的としたもの。近年、地方の労働人口が減少し、大都市圏の地方移転促進策が必要とされる中、また、女性の活躍推進に伴い、短時間勤務や仕事場所を選ばないテレワークなど、働き方の多様化が求められる中、同社では、来年4月から全社員を対象にテレワークの導入を決定しており、それに先立ち、鳥栖市周辺に居住する社員を対象に「さがんみらいテレワークセンター鳥栖」でのテレワーク勤務を開始した。この取り組みで実際のテレワーク利用を通じた問題点や課題点を洗い出し、より良いテレワーク環境の実現につなげていくという。
 「さがんみらいテレワークセンター鳥栖」は、総務省「ふるさとテレワーク推進のための地域実証事業」の採択を受け、都市圏からの企業誘致による地方移転促進と多様な働き方の定着を目的として、株式会社パソナテック(東京都千代田区、吉永隆一社長)を運営主体に、佐賀県や鳥栖市などが支援しテレワークの共同運用を開始したもの。今回のトライアルの参加人数は30人程度で、実施回数は週5日(2~3日/人)。通信方法として、社外のパソコンからもセキュリティを確保したまま社内ネットワークへの接続が可能なQTNetのクラウド型仮想デスクトップサービス「DaaS」を利用。同社では、今回のトライアルを足掛かりに、九州内外の企業における同センターの知名度向上を図り、その利用促進による佐賀県への企業誘致や地域活性化に寄与していく方針。