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12億円かけソラリア西鉄ホテルを改装 西鉄シティホテル
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新名称は「ソラリア西鉄ホテル福岡」
㈱西鉄シティホテル(福岡市中央区大名2丁目、金子新社長)は、同区天神2丁目の「ソラリア西鉄ホテル」をリニューアルする。来年1月着工で、同8月末完成予定。
1989年の開業以来初めて客室の全面リニューアルと共用部分の改装、ホテル名称を変更する。投資額は約12億円。今回のリニューアルでは、女性グループや家族連れ、海外からの旅行客など複数名での利用ニーズに対応するため、これまでの50室あったシングルルームをなくし、トリプルルームを6室新設した。そのほかダブルは39室から55室に増やし、ツインは79室から95室にした。全体では173室ある客室は改装後161室となる。
また客室は、ロングベンチやクッションヘッドボードを設置し、洗面・トイレスペースとバスタブ・洗い場スペースに分離、顧客ニーズも多かったバスルームを拡大する。共用部分は、エレベーター前に九州・福岡の名産品を配置し、廊下はウォールアートで装飾する。また北側客室から見える屋上を緑化する。来年9月オープン予定で、同日付で名称をソラリア西鉄ホテルから「ソラリア西鉄ホテル福岡」に変更する。
延べ床面積は現状維持で1万4413㎡。6階がフロント、7階〜8階がホテル宴会場、11階〜16階に客室、17階がレストランになる。なおフロアごとに順次着工するため工事期間中も営業する。同社では「県外・海外のお客さまに福岡に所在することを明確に表現するとともに顧客ニーズに応え、旗艦店として基盤を固め、選ばれる〝ソラリア〟ブランドを目指す」と話している。同ホテルグループでは、長期ビジョン「にしてつグループまち夢ビジョン2025」を掲げ、国内外合わせて40店舗(1万室)の展開、売上高400億円、海外売上高比率30%を目標にしている。19年1月に名古屋、20年春にタイ・バンコクで出店予定。
2017年10月31日発行