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11月の市内オフィス空室率は2・09%  三幸エステート調べ


統計開始以来の最低値を更新

調べによると、11月の市内オフィス空室率は前月比0・09ポイント減の2・09%だった。2%台前半は12カ月連続で、1995年の統計開始以来の最低値を更新した。

規模別では、基準階貸付面積が200坪以上の大規模ビルが前月比0・1ポイント減の1・2%、100坪以上200坪未満の大型ビルが同0・1ポイント減の1・3%、50坪以上100坪未満の中型ビルが同0・2ポイント減の3・3%。主要エリア別では、博多駅前が前月比0・1ポイント増の1・5%、呉服町が同0・2ポイント減の1・6%、天神が前月から横ばいの1・9%。募集賃料は前月比83円増の坪当たり1万2043円で、3カ月連続の上昇。

福岡支店では「募集床不足が長期化する中、幅広い面積帯で需要は底堅い。2021年完成予定の天神ビジネスセンター(仮称)ではテナント誘致活動が始まっており、まとまった面積を確保できる新築ビルとして評価が高い。立地やビルグレードの優位性から、賃料はこれまでの相場を上回る水準になる可能性が高い」と分析している。

2020年1月7日発行