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11月に分身ロボット活用のキャラバンカフェ 東京のオリィ研究所
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週刊経済2022年10月25日発行
西シ銀ココロ館カフェで
分身ロボット開発業の㈱オリィ研究所(東京都中央区、吉藤健太朗社長 以下オリィ研究所)は、11月12日から期間限定で、難病や重度障害などの外出困難者が分身ロボットを操作して接客する「分身ロボットカフェ」のキャラバンカフェを福岡市内で実施する。
福岡県は同社が開発するロボット「OriHime(オリヒメ)」公認パイロット(同社の指定研修を修了し、OriHimeで遠隔就労する就業者)の約10%が居住しているエリアであることや、すでに県下の教育機関複数カ所でOriHimeの活用が進んでいることから、キャラバンを通して、こうした取り組みに関心を持つ地元住民、また障害を持つ当事者や雇用側となる地元企業に「遠隔就労の可能性」の認知を図り、外出困難者の就労問題に一石を投じる活動として地元企業への就労実績を広げる。
会場は西日本シティ銀行のココロ館・ココロガーデン内にある「ココロ館カフェ」(福岡市中央区鳥飼2丁目)で、実施期間は11月12日から27日までの16日間を予定。
同社では「福岡は全国の中でもOriHimeの導入が進んでいるエリアの一つ。今後も自治体と組んだ『地方キャラバンカフェ』の実施を機に、その地元の特別支援学校の生徒たちや就労を希望する外出困難者と、障害者雇用を進めたいと考える地元企業を繋ぎ、分身ロボットを活用した就労事例の実装を加速したい」と話している。