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10期連続増収で売上高は過去最高を更新  QTNet    設備増加で経常益は3期ぶりの減益


 九州電力グループの通信事業会社、九州通信ネットワーク株式会社(略称QTNet、福岡市中央区天神1丁目、秋吉廣行社長)の2016年3月期決算は、売上高(営業収益)が前期比4・1%増の537億6300万円、経常利益が同4・1%減の61億7000万円で増収減益となった。
 収入面では光ブロードバンドサービス「BBIQ(ビビック)」が約3万回線の純増となったことに加え、光ファイバ心線貸しの収入増加などが貢献し、売上高は10期連続の増収で過去最高を更新した。売上高に営業外収益を加えた経常収益も4・4%増の540億6600万円となった。一方、支出面では設備の増加に伴い減価償却費や修繕費が増加したことなどで、経常費用が前期に比べ5・7%増の478億9600万円となり、3期ぶりの経常減益となった。当期純利益も3・9%減の40億7900万円だった。