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10月1日付で協和エクシオと経営統合 西部電気工業
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完全子会社となり上場も廃止
情報通信エンジニアリングの西部電気工業㈱(福岡市博多区博多駅東3丁目、熊本敏彦社長)は、10月1日付で大手通信工事業・㈱協和エクシオ(東京都渋谷区、小園文典社長)と経営統合した。西部電気工業が完全子会社となり、9月26日付で上場廃止とした。
経営統合の形態は株式交換方式で、協和エクシオが親会社、西部電気工業が完全子会社となった。また9月26日付で西部電気工業の上場を廃止した。両社はこれまで、西日本地域において、主要取引先であるNTTグループが発注する工事の採算性向上のため、共同企業体の構成員として連携してきた。しかし同グループの設備投資が減少傾向にあり、従来型の電気通信工事市場が縮小するなど事業環境が変化する中で、それぞれの強みを活かしていくためには、経営資源の共有化を進めた上で、より生産性が高く、多様な顧客ニーズに対応可能な施工体制の構築が必要であるとの考えから経営統合に踏み切った。
加えて一般市場の通信工事事業やソリューション事業など、その他の事業においても両社の営業基盤や技術基盤を活用し、得意とする事業領域を共有することでビジネスの開拓・拡大、シナジー効果の最大化を目指す。経営統合にあたって熊本社長は「九州を地盤にして良い意味での効率化を図るとともに、取引先やサービス、商材などを補完し合うことでプラスにしていきたい」と抱負を語った。
2018年10月10日発行