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10月中旬、自社商品の宅配事業開始 福ふく


初年度売上目標は2000万

明太子の製造、販売を手掛ける㈱福ふく(大野城市山田4丁目、渋田博幸社長)は10月中旬、自社の明太子商品の宅配事業をスタートする。
昨年1月販売開始した、だし仕込み壺(つぼ)漬け製法の自社商品「生めんたい」の受注増と認知度向上を図る。本社併設の工場と店頭での製造・量り売りに特化していたが、今後は福ふく本社の半径2キロを対象とした事業展開を進めつつ、春日市や太宰府市、福岡市にも商圏を広げていく。前週の金曜日までに受注があれば、翌週金曜日に配送し、100グラム約700円での販売を予定している。月間の受注目標は50キログラム。初年度の売上目標額は2000万円。渋田社長は「出来立て明太子の本来の味を知ってほしい。さらに新規事業も計画中で3年後をめどに年商5億円超が目標」と話している。
同社は2016年5月設立。資本金300万円。従業員10人。食品総合卸の秀栄食品グループ(広島県大竹市)の1社。宅配事業と同時期に、キャンプ用のレトルト食品開発や販売に着手予定で17商品を企画中。前期の年商は1億6000万円。
渋田社長は福岡市博多区出身。1962年11月5日生まれの56歳。福岡大学商学部卒。健康商品関連の会社や地場のスーパー店勤務を経て、秀栄食品入社。商品企画や営業に従事後、㈱福ふく設立。趣味はキャンプ。

2019年9月18日発行