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10月の市内オフィス空室率は6・24% 三幸エステート調べ 賃料は再び低下
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賃貸オフィス仲介の三幸エステート株式会社(東京都中央区、種田充博社長)調べによると、10月の市内オフィス空室率は前月比0・36ポイント減の6・24%で、2000年以降の最低値を更新した。
規模別では、基準階貸付面積が200坪以上の大規模ビルが前月から0・3ポイント減の4・0%、100坪以上200坪未満の大型ビルが0・1ポイント減の6・2%、50坪以上100坪未満の中型ビルは0・1ポイント減の9・7%だった。すべての規模で2000年以降の最低値を更新し、「大規模」は98年以来の3%台も迫っている。主要エリア別では、博多駅前が前月比0・5ポイント減の6・0%、呉服町が同0・2ポイント増の6・3%、天神が0・3ポイント減の6・1%。
募集賃料は前月まで4カ月連続で上昇していたが、坪当たり217円低下し1万429円となった。同社では「空室率低下の一方で、賃料に割高感のある物件は需要が集まりにくく、需給バランスが引き締まる割に、市況回復は進んでいない」と分析している。